大卒就職率 過去最高の98%を記録|人手不足で 「売手市場」が鮮明に
文部科学省と厚生労働省は、今春卒業した大学生の就職率(2018/4時点)が前年比 +0.4ポイントの98.0%だったと発表しました。98.0%という数値は過去最高であり、就職戦線の「売手市場」がより鮮明になっていることがわかりました。 この春、卒業した大学生の就職率は98.0%と3年連続で過去最高を更新しました。今春卒業の高校生の就職率も+0.1ポイントの98.1%と8年連続で改善。バブル期の1991年以来、27年ぶりの高い水準となりました。文部科学省は「景気回復に伴い、企業の採用意欲が向上している」と分析しています。 大手企業、中小企業ともに厳しい人手不足となっており、「求人難」「人手不足」「労働力不足」による倒産が増加しています。大学生向けの就職コンサルタントによりますと「大卒だけでは採用枠が埋まらず、新たに高卒を採用する動きも出ている」とのことです。 大卒の就職率は、男子が+0.6ポイントの97.5%、女子が+0.2ポイントの98.6%。就職希望率も+0.6ポイントの75.3%で、全て過去最高となりました。 文系理系別の就職率は、文系が+0.9ポイントの98.2%だったのに対し、 […]