偏差値40台でも就職に強い大学(3)|金沢工業大学
偏差値40台でも就職に強い大学(3)|ロボット工学に強い「金沢工業大学」 金沢工業大学(石川県野々市市)は、2013年、ベトナムで開かれた「ABUアジア・太平洋ロボットコンテスト2013」で世界一に輝いた。日本代表を決める日本大会の決勝では、東京大学を破っている。 「ABUアジア・太平洋ロボットコンテスト」は、東京工業大学、横浜国立大学などが出場常連校だが、そうした難易度の高い、高偏差値の大学を破り、国内大会では優勝3回、準優勝4回の好成績を誇る。 金沢工業大の特徴は、教員の5割が民間企業出身であること。グーグルでアルゴリズムの開発に携わった情報工学科の中野淳教授、花王の洗剤「アタック」の開発者ら、第一線の人材を揃えている。 金沢工業大では、創造的応用能力の育成に力を注いでおり、技術革新に柔軟に対応しその中核を担う技術者、研究者を育てることを重視している。同大関係者によると「金沢工業大の学生は受験勉強には向いていなかったかもしれないが、アイデアを具現化する探究や課題を見つけて解決する問題対応の分野で優れた能力を開花させる」と言います。 卒業生には、トヨタ自動車が発売した世界初の燃料電池 […]